World Walker

リルチェッタに微笑み返した後、りせは光を発生させる。

自分の世界へと繋がる光のトンネル。

自分の世界へだけは、確実に帰れるように力をコントロールできる。

それが、マー君の与えてくれた設定。

『必ず僕のもとへ帰っておいで』

そういう想いを込めた設定だった。

「じゃあね」

肩越しに振り向き、ヘヴンに、使用人達に告げるりせ。

「またいつでも来るといい」

ヘヴンが言った。

「今度はサン・ピエトロ大聖堂で会おう」