World Walker

「ごふっ!」

また腹部に重い一撃が打ち込まれた。

込み上げるものを堪えるのがやっと。

りせはガクリと跪く。

闇の中から出てきた来栖の手が、そんな彼女のサイドテールを鷲摑みにして強く引っ張り上げた。

「誰が倒れていいと言った?無様に這い蹲るにはまだ早いぞ」

無理矢理にりせを引き摺り起こす来栖。

彼の嗜虐的な一面が垣間見える。

「いっ…た…!」

髪を引っ張られて表情を歪めるりせ。

彼女はそのまま髪を摑んで振り回され、館の壁を貫通するほどの勢いで投げ飛ばされた!