World Walker

今のが聞き取れて、尚且つ言語の意味を理解しているとは。

「人払いの結界を張って正解だったわね…ちょっと派手になるかもしれないわ」

目を閉じるメグ。

その目が開くと。

「!?」

彼女の右目は黄金色に輝く白目と、蛇のような縦長の瞳孔に変貌していた。

これこそが呪眼。

四門 メグが600年前にヨーロッパで『メグ・デッドゲイト』と名乗っていた頃に受け継いだ、魔女の家系デッドゲイト家の大半の魔術を蓄積した魔術品である瞳。

この瞳に魔力を流し込んで一睨みするだけで大抵の魔術は使用でき、高度な魔術でも僅かな呪文詠唱との併用だけで瞬時に行使できる。

かつては両目とも呪眼だったメグだが、この御影市に転校してきた際に人外との争いで修内太を巻き込み、左目を失明させてしまった為、彼女は自らの左の呪眼を修内太に移植したのだ。