World Walker

「決めたわ」

ギリッ。

りせの奥歯を噛み締める音が聞こえた。

「修内太、この近くに人の来ない広い場所ない?」

「お、おい、りせっ」

修内太が慌てる。

「止せって、メグはただの女子高生じゃなくて…」

「あら、いいじゃない」

メグは自信たっぷりに笑って見せる。

「こういう傲慢な娘は一度痛い目見て、鼻っ柱叩き折ってあげた方がいいのよ。本人の為にもなるし」

「メ、メグも!」

狼狽しつつ止めようとする修内太も無視して。

「ついて来なさい」

メグは歩き出した。