World Walker

「何事ですかっ?」

「どうしたのっ?」

二人の女性が校門に駆けて来る。

一人は整った顔立ち、宝石のような美しい瞳、背中まで届く長い金髪、尖った長い耳。

天空宮学園高等部魔法科3年D組のミーシャ・ファレル。

天空宮学園風紀委員会の委員長も務めている。

そしてもう一人は背中まで伸びたピンクの長い髪、童顔なのに大人びた感じの顔立ち、出るとこ出てて締まるとこ締まってるパーフェクトなスタイル、スーツ姿が決まっている女教師。

天空宮学園高等部普通科、2年F組担任のサユミ・パスティーユ教諭だった。

ミーシャは校門に立つ見慣れない少女…りせを見るなり、すぐに警報の意味を悟る。

「不審者ですね?」

「えっ、ちょっ、違…!」

言い訳しようとするりせに聞く耳すら持たず。

「生徒達を守る為、風紀委員として実力行使に出ます!」

ミーシャは複雑な印を結んだ。