World Walker

燃え盛る炎。

その苦痛にりせは苦悶の表情を浮かべていた。

熱い、痛い、苦しい。

流石は神に等しい存在と豪語するだけの事はある。

姫羅木の狐火は、容赦なくりせを苦しめ続ける。

しかし。

「『返せる』…」

炎の中、りせは呟く。

ようやく『出力』が上がってきた所だ。

姫羅木の力を見切ったとでもいうべきか。

りせは全身に力を込め。

「はぁあぁあぁあぁぁっ!」

裂帛の気合と共に、まとわりついた狐火を掻き消す!