駅から少しした所に陽輝の家はあった。

「お邪魔します……」

陽南は二階にある自分の部屋に三人を連れて行く。遊びは勿論、勉強も教えてもらい、徐々に陽が傾いていく。

「皆さん、今日はありがとうございます」
「いえ、ばいばい。陽南ちゃん」
「またねー」

まだ暗くなる前にと陽輝は優那達を帰宅させた。陽南は優那達と遊んだことが楽しかったらしく、ずっと嬉しそうに内容を話してくれる。