嘘を吐き、業務に眼を向けてもらうように仕向け、揚げ物に集中した。
「今は客が少ないかも知れないけど、昼はどっと混むからな。準備だけは今の内にしておけよ」
背後から店長の声が聞こえ、びっくりして振り返った。
「て、店長! あ、あのう、どこかへ行かれるんですか?」
松田をほったらかしにする村山を初めて見た。気づいたら思わず口に出していた。
「ああ、娘の運動会でね。その後はバイトの面接が一件入っている。だから今日は東野さんに悪いが、出勤してもらったんだ。宜しく頼むよ」
いちゃいちゃしてから家族の元へ帰るのか?
村山が妻に言う、仕事の言い訳が今でも鼓膜に聞こえてきそうだ。
「今は客が少ないかも知れないけど、昼はどっと混むからな。準備だけは今の内にしておけよ」
背後から店長の声が聞こえ、びっくりして振り返った。
「て、店長! あ、あのう、どこかへ行かれるんですか?」
松田をほったらかしにする村山を初めて見た。気づいたら思わず口に出していた。
「ああ、娘の運動会でね。その後はバイトの面接が一件入っている。だから今日は東野さんに悪いが、出勤してもらったんだ。宜しく頼むよ」
いちゃいちゃしてから家族の元へ帰るのか?
村山が妻に言う、仕事の言い訳が今でも鼓膜に聞こえてきそうだ。


