これからアルバイトに行き、ファンに笑顔で接待しなくてはならないのに、あいつが生きていると思うだけで冷静さを失い、怒りが込み上げた。


――やっと私が選択したターゲットが選ばれたというのに……でも大丈夫。もうすぐそれも終わりよ。あいつは必ず死ぬ。


苺……貴方はあいつに殺されたのでしょう? あのストーカー男に。もう少しだけ待っていて。あと少しで復讐は完了するから。


「雪乃、どうしたの? 急に怖い顔しちゃって! そんな表情で睨みつけたら携帯が怖がって壊れちゃうよ? パフュームのナンバー1がイメージダウンしちゃう! ほらほら笑って笑って、アルバイトに遅れるよ!」


「うん。分った! いつもありがとう楓!」


苺――私、新しい親友が出来たんだ。でも貴方のことは忘れていないから心配しないで。


今でも愛してる、苺――。




~to be continued.