復讐ストーカーゲーム1

 日本の電車は時間通りだ。間に合うようにキヨスクで、毒が入っていないだろうと思われるお茶と水、唐揚げ弁当を買った。


この先なにがあるのか予測が出来ない。水一本ぐらいはいつでも必須だろう。


そうしている間にも心地良い女性のアナウンスが流れ、迅速に新幹線はホームへと入り込んだ。


――いよいよだ。大阪なら昔に修学旅行でも訪れたこともあるし、家族旅行で遊びに出掛けたこともある。あの時は明かし焼きを、たらふく食ったっけなぁ……。


緊張感がありながらも、ひょんな懐かしさに胸がドキドキと高鳴った。


こうしちゃいられない。座席を探さなくっちゃ。