復讐ストーカーゲーム1

 悪寒が全身を包みあげた。


俺はターゲットなんだ。獲物なんだ。こいつらに取っては賞金にしか見えていないんだ……。


「ち、近寄るな悪魔たち!!!!」


「……信介――」


戸惑う双子たちを振り切り、パスモを取り出し、改札口を潜り抜けた。目的地は東京駅。そしてそこで乗換えだ。


――逃げてやる! 絶対に逃げ延びてやる!!!!


サイトの裏を欠く方法。


そう。それは単純なことだった。思いついたモノの、どうサイトが動くかは不明だった。