復讐ストーカーゲーム1

「……信介!!!!」


「今から貴方の家に行こうかと思っていたの! こんな所で会うなんて……」


駅でばったり会ったのは、双子の女教皇だった。


「なにしに来た? 俺を殺しに来たのか?」


鋭く見据えた。信用していた絵恋さんもあんな状態になった。もう誰も信頼出来ない。行く手を阻むのならば俺は戦う。


「違うわ! 貴方が心配で……」


「私たち、信介の盾になれないのかな?」


双子は目を潤ませ近づいてきた。


「わああああ!!!! 俺に触るな!!!! だったらその手に握り締めているナイフはなんだ? 俺の眼は誤魔化されないぞ!

袖に隠し持っているそれはなんだ? それ、サバイバルナイフだろう!」