「信ちゃん、物凄い音が鳴ったけどなに? あらら……転んでしまったの? 小学生以来ね、そんなこと……大丈夫?」
「お袋……絵恋さんのこと勘違いしないで欲しいんだ」
両手に渾身の力を込めて上半身を持ち上げた。絵恋がいつ下りてくるかと顔を見上げる。
「勘違いってなによそれ? 意味が分らないわ?」
お袋は階段の気配に俺と同じ方向を向いた。徐々に見えた絵恋の鬼の表情に、異様な雰囲気を感じ唾を呑み込んでいる。
「……お母様。信介さんは秋雄さんや母を殺した張本人なんです」
「お袋……絵恋さんのこと勘違いしないで欲しいんだ」
両手に渾身の力を込めて上半身を持ち上げた。絵恋がいつ下りてくるかと顔を見上げる。
「勘違いってなによそれ? 意味が分らないわ?」
お袋は階段の気配に俺と同じ方向を向いた。徐々に見えた絵恋の鬼の表情に、異様な雰囲気を感じ唾を呑み込んでいる。
「……お母様。信介さんは秋雄さんや母を殺した張本人なんです」


