「ねぇ! なんで私たちの周りばかり人がいなくなるの? ねぇ! ねぇったら開けろ!!!!」
俺はティッシュを何枚か集め鼠を包んだ。ゴミ箱代わりにしているコンビニのビニール袋に投げ込み、片付けようと手にぶら提げた。
同時に土鍋が載ったお盆も持ち、扉を開けた。すると絵恋が鬼の形相で立ち尽くしていた。
――絵恋さんは俺を怨んでいる? まさかあのサイトの一員? ……でも聞けやしない。そんなこと――。
「どうしたのそれ。食べてくれなかったの? 貴方の為に作ったのよ! なぜ食べないのよ!」
「……ごめん。お腹の調子が悪くって――片付けてくるね」
そう、ばつの悪い顔で階段を下りると、絵恋が後を付いて来た。
――絵恋さんが怖い。なんだか怖い……もし俺に復讐をしようと考えていたら? 俺がサイトを使い、殺したと思考を巡らしていたとしたら?
俺はティッシュを何枚か集め鼠を包んだ。ゴミ箱代わりにしているコンビニのビニール袋に投げ込み、片付けようと手にぶら提げた。
同時に土鍋が載ったお盆も持ち、扉を開けた。すると絵恋が鬼の形相で立ち尽くしていた。
――絵恋さんは俺を怨んでいる? まさかあのサイトの一員? ……でも聞けやしない。そんなこと――。
「どうしたのそれ。食べてくれなかったの? 貴方の為に作ったのよ! なぜ食べないのよ!」
「……ごめん。お腹の調子が悪くって――片付けてくるね」
そう、ばつの悪い顔で階段を下りると、絵恋が後を付いて来た。
――絵恋さんが怖い。なんだか怖い……もし俺に復讐をしようと考えていたら? 俺がサイトを使い、殺したと思考を巡らしていたとしたら?


