火照った体で階段を上がった。
途中秋雄の部屋の前でふと立ち止まる。パソコンのキーボードを弾く音が聞こえた。絵恋さんは部屋へ急いで戻ったのだろうか。
ウイルスキラーのこともそうだが、絵恋さんも心配だった。
――時が経てば、やがて秋雄のことは忘れてくれるんだろうか? 実家に戻れば、記憶を消し去るのを早められるとは思うが……。
自分の部屋に戻り腰に巻いたタオルを解き、もう一度髪の毛をゴシゴシと拭いた。ふと机を見ると着信があったと告げる携帯のランプが光っている。
「こ、これは!」
その隣では鼠が横たわっていた。口から泡を吹いて死んでいるようだった。
――なぜ鼠が……!?
途中秋雄の部屋の前でふと立ち止まる。パソコンのキーボードを弾く音が聞こえた。絵恋さんは部屋へ急いで戻ったのだろうか。
ウイルスキラーのこともそうだが、絵恋さんも心配だった。
――時が経てば、やがて秋雄のことは忘れてくれるんだろうか? 実家に戻れば、記憶を消し去るのを早められるとは思うが……。
自分の部屋に戻り腰に巻いたタオルを解き、もう一度髪の毛をゴシゴシと拭いた。ふと机を見ると着信があったと告げる携帯のランプが光っている。
「こ、これは!」
その隣では鼠が横たわっていた。口から泡を吹いて死んでいるようだった。
――なぜ鼠が……!?


