復讐ストーカーゲーム1

 俺の体は大きいから、人とぶつかる面積も広く、衝撃も多い。


だが大きい分、霙を守れる強い盾にもなれる。


「ちょ、あんた、なにやってるのよ!」


壁に霙を押し付け、庇うように波に背を向けた。荒い波はいつまでも続くわけがない。


雨の日や晴れの日もあるように、穏やかな時が絶対に訪れる。強烈な返し波を、短い時間で読もうとした。


「今だ、霙! 一気に舞台に行くぞ!」


「わ、分かったわ……ありがとう」


小声の霙も気になったが、今はそれどころじゃない。兄貴が第一優先だった。


「秋雄! どこだ! 大丈夫か!」