復讐ストーカーゲーム1

「……信介。石橋は何度も何度も叩いて渡れよ! 霰、絵恋さんを外に連れ出して! 信介行くわよ!」


「分かったわ! 霙、気をつけるのよ!」


「貴方たち……ちょ、ちょっと、どういうこと?」


暗闇の中、霰は急いで絵恋を立たせ、無理やりにでも手を引いた。俺は力任せに霙に手を引っ張られ、前のめりに重い体を立ち上げた。


「皆さん。停電のようです! 事態が把握できるまで、落ち着いてくださいませ! ……う! これはなんだ!?」


――なんだか煙くない……?


――これは火事か?


――きっと、火事よ! 逃げなきゃ!


ざわめく人達の会話が耳に入り、ただ事じゃないと確信をした。


――もしかすると、秋雄が……? 早く助けださなくては!