「ち、違うよ絵恋……あれだよ、霙さんと霰さんは信介の彼女なんだ。弟の彼女にプレゼントするのは普通のことだよ――お、怒るなよ絵恋」
霙と霰は驚き、場を悟ったようだった。だが二人ともそのあと、俺に目線を移し、首をぶんぶんっと横に振った。
「ふ、二人も彼女がいるの! 本当なの信介さん……?」
「ああ。そうなんだよ実は……え、選べなくって――えへへっ」
双子の真ん中に立ち、二人の肩に手を回した。手の甲を扇で打たれたが、構わず指先に力を込めた。
――お前ら静かにしとけ!
――なんで私たちが……
――そうよそうよ!
絵恋さんに聞こえないように、小声で話し、後は心で会話をした。
霙と霰は驚き、場を悟ったようだった。だが二人ともそのあと、俺に目線を移し、首をぶんぶんっと横に振った。
「ふ、二人も彼女がいるの! 本当なの信介さん……?」
「ああ。そうなんだよ実は……え、選べなくって――えへへっ」
双子の真ん中に立ち、二人の肩に手を回した。手の甲を扇で打たれたが、構わず指先に力を込めた。
――お前ら静かにしとけ!
――なんで私たちが……
――そうよそうよ!
絵恋さんに聞こえないように、小声で話し、後は心で会話をした。


