復讐ストーカーゲーム1

「私達に……お願いされても、なにも出来ないよ。身内なのは気の毒だと思うけど――」


「霰。そうだ身内だ。もし、標的が霙だったらどうする? 依頼者が女なら、お前は殺せるのか?

逆もしかりだ。霙。霰がターゲットだとしても手を下せるのか? なにかが狂っていると思わないか? 

……お願いだ。今回だけでいい。見逃してくれ! それと他にも刺客を発見したら阻止して欲しい――絶対おまえらの勘違いだって、俺が突き止めてやるから!」


俺は、ごく自然に跪き土下座をしていた。顔を見上げ、必死に訴える。


――これで一つの命が助かるのならば、プライドなんて要らない。


そっくりな互いの顔を、自らの表情を読み取るかのように、霙と霰は見詰め合った。