復讐ストーカーゲーム1

 阻止した手を、秋雄は突っ返した。


「お前が勝ったらどうしたい?」


「え、絵恋さんと温泉で水着デート!」


拳を作って高々と上げると、秋雄は鼻で笑った。


「それは無理。馬鹿だなぁー俺新婚だぜ? 愛する妻を差し出すと思うか? お前もフランクフルトで良いだろう? さぁ、行こうぜ」


――くっ。思わせぶりなことを言いやがって!


スキップを加速させ、射的屋へ真っ直ぐに向かう秋雄を、慌てて追った。下駄が床を蹴るたび、カランコロンと澄んだ音が鳴った。


「おじさん、2回分頂戴。こいつのと俺の」


「はいよ、1回500円だから千円だよ」


紅白で彩られた明るいテント。中には黄色のひな壇があり、そこにはトランプや、真四角のガム、チョコレート、フィギュア、ぬいぐるみ……多数の景品が並べられていた。