「なんだ、みやげ話を聞きたいのか? それなら今、下で話すって。信介はマカデミアンナッツで良いよな? 甘い物好きだもんな」


――そういう意味じゃないんだけど。


「変わったことがないなら良いけどさ、いつから仕事?」


「ほれ、六箱あれば十分だろ……仕事? 3日後から出勤だ。それまで絵恋と日本でゆっくり満喫さ」


「俺も休む!」


「は! なに言ってるのお前?」


驚いた秋雄に追い討ちをかける。


「俺も一緒に三日間満喫する!」