張飛は携帯を耳に当て、静かにしている。それを背後に感じながら、入口前を見張った。
引越し屋は次々と荷物を運び出し往復している。紅葉とひろみは下りては来なかった。
「……友人の五十嵐ですけど、新川ひろみさんに言付けしたいのですが――え、そうなんですか! ええ、分かりました。失礼致します」
電話を切り、直ぐにまた親指が動いた。チラッと画面を見ると、サイトの報告ページが開かれていた。
「どうしたんです? 何か分かりましたか?」
「キャー! やったわー! 情報が通った! これでクリアよ! ……あ、ごめんなさいね。ひろみはお店を辞めたそうよ」
「え! でもそれって……紅葉は紐みたいな男で、稼ぎ頭のひろみさんが辞めたら怒るんでは? 紅葉はそれを知っているのか?」
引越し屋は次々と荷物を運び出し往復している。紅葉とひろみは下りては来なかった。
「……友人の五十嵐ですけど、新川ひろみさんに言付けしたいのですが――え、そうなんですか! ええ、分かりました。失礼致します」
電話を切り、直ぐにまた親指が動いた。チラッと画面を見ると、サイトの報告ページが開かれていた。
「どうしたんです? 何か分かりましたか?」
「キャー! やったわー! 情報が通った! これでクリアよ! ……あ、ごめんなさいね。ひろみはお店を辞めたそうよ」
「え! でもそれって……紅葉は紐みたいな男で、稼ぎ頭のひろみさんが辞めたら怒るんでは? 紅葉はそれを知っているのか?」


