「それは謝ったじゃないか、体を目一杯使って……」


ひろみは頬をそっと赤らめた。


――何! この2人昨夜もしや? 


「早めにジムを切り上げて、部屋のスペースを空けておかなくっちゃね」


「そうしてくれると助かるよ。荷物も少ないし、片付けるのも早く終わるさ。その後、食事でも行こうか? 引越しパーティーだ」


横を向き、真剣に漕いでいる張飛に口パクで合図をした。


――車を出せますか?


「イエス」


二人で頷き、以心伝心の会話をした。