復讐ストーカーゲーム1

 ――ひろみ、心配をかけてごめんな。


――あの人、椿さんってお友達だったの?


――そうだよ。ジムで良く会う友人。何も気にする必要は無かったんだよ? 瑠璃とも別れようと思っていたんだから。


これ以上、耳を澄ましても、ストロベリートークを聞かされるだけだな?


「やったわ、キョチョ! いけたわ!」


「本当ですか! やったぁ!」


二人で抱きしめあい、喜びを分かち合おうとしたが、お互いの出っ張った腹の肉がぶつかり、我に返った。


「……今日は、もう帰りましょうか。一応達成出来たんですし」


「……そうね。なんだか疲れたわね」