ん? でも待てよ。紅葉は瑠璃を切っても良いと思っていたんだよな?
店の自動ドアが開き、二人が現れた。涙を零す瑠璃とその肩を抱き寄せる不知火だ。なんだか違和感があるんだよな……なんでだろうか。
瑠璃が俯きハンカチで目頭を押さえる後ろで、不知火は醒めている目を向けていた。
――俺、女の気持ちもイマイチ良く分からないけど、男の気持ちも分からなくなったようだ。理解できるのは、このオカマくらいかぁ……情けない。
「何見てるのよ! やってるって言っているじゃないのよーもう!」
苛々と親指を動かす張飛をよそ目に鼓膜にまた耳を傾けた。
――ねぇ貴方。瑠璃さんとやらが去って、ほっとした顔をしたわね?
店の自動ドアが開き、二人が現れた。涙を零す瑠璃とその肩を抱き寄せる不知火だ。なんだか違和感があるんだよな……なんでだろうか。
瑠璃が俯きハンカチで目頭を押さえる後ろで、不知火は醒めている目を向けていた。
――俺、女の気持ちもイマイチ良く分からないけど、男の気持ちも分からなくなったようだ。理解できるのは、このオカマくらいかぁ……情けない。
「何見てるのよ! やってるって言っているじゃないのよーもう!」
苛々と親指を動かす張飛をよそ目に鼓膜にまた耳を傾けた。
――ねぇ貴方。瑠璃さんとやらが去って、ほっとした顔をしたわね?


