復讐ストーカーゲーム1

 ――お客様ちょっと! いきなり入られては困ります!


――友人がここにいるので、ご心配なく。


先程の黒服と不知火の微かな声。それに乱暴な足音が、耳に伝わる。


「ジムで聞いた肉声よりも、少し冷たい感じがします。もしかして移動する羽目になるかも知れませんよ? 今の内にシッカリと、食べておいた方が良さそうですね」


「そうなの? じゃあ早く、この唐揚げとおにぎりを食べようかしら? ビールもね!」


張飛はキリッと気合を入れた面持ちをしたが、片手のビールで説得力がなかった。


「はぁ……だめだこりゃ」


――本当に紅葉がここにいるの?


――ああ、間違いないよ瑠璃。本人が言っていたんだから。