復讐ストーカーゲーム1

 張飛は紅葉の後ろのエアロ、俺は女性の背後を陣取った。


「これに乗るのは初めて何ですけど、電源入れるだけで良いんですか?」


「そうよ。そのスイッチを押すと真ん中の液晶画面が光るでしょ? そこに操作方法があるから適当に選んで頂戴。

走るたびに景色が動くから楽しいわよー? 私はこの、フランスの町並みをいつも選んでいるの」


張飛が指差す液晶画面を覗き込んだ。


――フランスっていう顔かよ? ほほう、色々な町並みが選択出来るのか……ん?


紅葉がチラッと振り返り、斜め後ろの存在を確かめた。俺と目が合うとあからさまに怪訝そうな顔をし、また横を向いた。