復讐ストーカーゲーム1

 ロッカー前のドアは二つ。男女という文字で分かれている。扉は一畳分くらいの大きさで、施設と対比すると小さな入り口だった。


張飛は当たり前のようにドアノブを掴み、銀色のドアを開いた。


「おや? 入ってみると、中は広いんですね。ジムには初めて来たけど、温泉施設のロッカーみたいだ。張飛は何番?」


「私は1205番よ。許楮は?」


「ちょっと待って封筒から出してみる……1216番だ」


「あら、番号が近いわね? こっちよ」


「霧ヶ峰先生が近い番号にしてくれたんですね、きっと」


床もロッカーも、壁面までもが木目柄だった。木の香りとシャワーの匂いが、ほんのりと入り混じる一室だった。