それから俺達は一晩中飲み明かした。


張飛の名前は『西田龍之介』と言うらしい。男らしい実名に2人で笑った。


俺の相方も見せた。張飛は道具のネーミングに腹を抱えて笑っていた。まだ受信機には名前が付いていなかったので、張飛が呼び名を考えた。


こいつの名前は『レシーブ丸』と命名された。どんなキツイ情報でも受け取るという意味だそうだ。


家族のこと、兄貴に結婚が迫ってること、絵恋さんが可愛いということ……いろいろ話をした。


そして俺は、いつの間にか張飛と眠り、ここに一晩泊まった。


目覚めた時には、全身が二日酔いで酷かったが心は穏やかに晴れ渡っていた。


この日から俺達は生まれて初めての友達になり、親友という暖かい温もりを手に入れたんだ。