復讐ストーカーゲーム1

 ――なんで好き好んで、オッサンの横顔ばかりを見つめなきゃならんのだ……。


電車に乗り込み、つり革を握り締めている俺は、揺れながらそんな思いを巡らせていた。


――あの顔がメイドか、アイドルだったら喜んでやるのに。いかん、いかん! これは仕事だった。


プシューと大きな音を立て、ドアが開く。駅に着いた重蔵は思い立ったように早めに歩き出した。


ストーカーも楽じゃないな。


本当に離婚……するのかな。


一直線に練り歩いた重蔵は、またあの場所で口角をあげた。


え、マジで? おいおい。行き過ぎ、やり過ぎだから!


迷わず入り込んだのは、まさかのビックジャパンだった。