復讐ストーカーゲーム1

 ステーキに満足した重蔵は立ち上がった。


ドリンクバーのカウンターでグラスを手に取り、トングで氷を掴んでは入れ、コーヒーを注いでいる。完成した飲み物を片手に、腕時計をチラリと見た。


会社に戻る時間とか決まっているのだろうか?


どさっと椅子に座り、窓の外の景色を遠めに見ている。ストローに口を付けては黄昏ていた。


――けっ! いい気なもんだ。ん? なんだあれは?


重蔵はポケットから、小さく畳んだ四角い紙を取り出した。


丁寧にガサガサッと用紙を広げ、はぁーと大きく溜息を吐いている。


――あ、あの緑色の用紙、ドラマとかで見たことがあるぞ。離婚届けってやつだな!