――代々木も学生らしき若者が多いなぁ。おびただしい数の学校が建ち並んでるもんなぁ。逆に俺、目立たないかも?
なんだあいつ、急に足が早くなったぞ。
歩幅を伸ばした重蔵をこちらも迅速に追いかける。
どこへ行く気だ?
一目散に重蔵は、駅前の銀行に入り込んだ。
――三井ルミネ銀行。金をおろすのか? 睦美さんに内緒で蓄えでもあるのか?
仕方なく俺も踏み込み、銀行のフロアに設置されている茶色の革の長椅子に座り込んだ。
辺りを見渡すと大きな銀行だが客は少なかった。老人や主婦が少人数、腰を掛けて並んでいる状態だ。
その中で重蔵は挙動不審に視線を泳がす。まるで誰かを探しているみたいだった。
なんだあいつ、急に足が早くなったぞ。
歩幅を伸ばした重蔵をこちらも迅速に追いかける。
どこへ行く気だ?
一目散に重蔵は、駅前の銀行に入り込んだ。
――三井ルミネ銀行。金をおろすのか? 睦美さんに内緒で蓄えでもあるのか?
仕方なく俺も踏み込み、銀行のフロアに設置されている茶色の革の長椅子に座り込んだ。
辺りを見渡すと大きな銀行だが客は少なかった。老人や主婦が少人数、腰を掛けて並んでいる状態だ。
その中で重蔵は挙動不審に視線を泳がす。まるで誰かを探しているみたいだった。


