復讐ストーカーゲーム1

 こんな物に一円も使いたくない俺は、洗面所へ行ったり、本を読んだり、店員に怪しまれないよう時間を潰していた。


時たま重蔵の背後を通り抜け監視する。隣のおっさんは既にドル箱1つ積み上げていた。


重蔵は当たりを引いても、受け皿にメダルが残ることはなく、また台へと呑まれているようだった。


時間と金の無駄だっつーの。なんでこんな奴と睦美さんは結婚しちゃったんだろう。


両替機に札を突っ込んでいる姿を何度目撃したんだろうか? 2、3万はとうに超えているはずだ。


時を刻む度に重蔵の顔は険しくなった。


これじゃ家計に響くのは当たり前だ。