目の前の皿には千切りされたキャベツと、とんかつが乗っていた。肉の枚数を数える。
1枚、2枚、3枚……3枚しかない?
「お袋! これ、3枚しかないじゃないか!」
「はいお父さん、おビール。なにを言っているの? お父さんとお母さんだって2枚よ? それにロースの大きいお肉じゃない。
秋雄なんて一番遅くまで働いているのに、1枚で良いって言っているのよ?」
「秋雄はパソコンが好きだと言って、家電量販店に勝手に勤めたんだろう?
最初から、勤務は遅くなるって分かっていたことじゃないか! 俺のせいかよ?」
1枚、2枚、3枚……3枚しかない?
「お袋! これ、3枚しかないじゃないか!」
「はいお父さん、おビール。なにを言っているの? お父さんとお母さんだって2枚よ? それにロースの大きいお肉じゃない。
秋雄なんて一番遅くまで働いているのに、1枚で良いって言っているのよ?」
「秋雄はパソコンが好きだと言って、家電量販店に勝手に勤めたんだろう?
最初から、勤務は遅くなるって分かっていたことじゃないか! 俺のせいかよ?」


