復讐ストーカーゲーム1

 お袋が下の階から声を張り上げている。ゆっくりと部屋を出て、1階の食卓を目指した。


プーンと油の匂いが充満している。


「信ちゃん、早く座って」


「信介、仕事は上手くいっているのか? 母さん、ビールを早く出してくれ。信介も飲むか?」


「お帰り親父。いただくよ」


「母さん、コップを二つ持ってきてくれ!」


「もう、あっちもこっちも出来ないの。信介も手伝ってくれれば良いのに……」