復讐ストーカーゲーム1

 大久保の駅前に着き、切符を買う。この時間でも、大通りは、まだ人混みのままだった。つり革を持ち、列車に揺られながら、今後のことを考えてしまう。


――このさぁー、電車賃も金が掛かる訳で。ヤバイなぁー。もっと効率の良い方法は無いかなぁ……。


――殺すか?


いやいやいやいや、無理!


仕方が無い。なにかしらサイトに書き込む努力をしよう。


1駅隣の秋葉原へ着き、歩きながら携帯を取り出し、サイトへとアクセスした。


見慣れたトップ表示から、情報を入力する画面に飛んだ。念の為に覗き込んでる人はいないか、辺りを見回す。


サラリーマンが忙しなく歩き、駅前の店舗からコーヒーの香りが、ほんのりと匂うだけだった。


――こんなのでもいけるかな? まぁ、情報だよな?