復讐ストーカーゲーム1

 思い切って立ち上がった。いつまでもここに居たら逆に危険だ。


眉毛を寄せ、切れ長の眼をつくり、イケメンの表情で見つめた。


「お辛いのは分かります。俺は、この近所に住んでいますので、またお会いするかも知れません。

偶然にも運命の再会で出会ってしまった際には、また悩みを聞きますから……では失礼!」


近所という嘘を吐いた。


「ぷぅー! ぷぷぷぷぷっ!」


え! なんで笑うの? 良い場面なのに……まぁいいや、泣き止んだし。


「ご、ごめんなさいね! そんなつもりじゃないんだけど……腰が痛いので、ここでさよならね。ありがとう」


なんなんだよ! ……帰ろう。