復讐ストーカーゲーム1

――おじやだな。


歯もボロボロで弱そうだし、柔らかいものが良いだろう。


「俺、普段は食べるのが専門なんですけど、味覚だけは天下一品で、作る方にも長けているんですよ。任せて下さい!」


有無を言わず立ち上がり、キッチンへと向かった。


なんだか可哀想な人だな。夫に反抗するにも、あんなに弱々しくちゃなぁ……。


「台所失礼しまーす! あの、作り上げたらすぐに帰りますから、安心して下さい。

ここから少し距離がありますけど、良かったら話掛けて下さいね」


キッチンから声を張り上げると、片っ端から棚の扉を開けた。小鍋をまずは発見し、取り出した。


「優しくされたのは久しぶりです。ありがとう。……家の前で倒れてるなんて変ですよね」