緊張しながらも、轟家の目の前を通過する。
ちらっと玄関を盗み見ると、扉は開いたままで睦美が倒れていた。
低めの石段に両足が無造作に放置され、コンクリートの地面には、上半身が横になっていた。微妙な段差だが、腰や骨がぶつかり痛いはず。
――まさか、頭をぶつけたんじゃないだろうな?
このまま通り過ぎて、帰ろうと思っていたが、やはり気になり、歩くのを止めてしまう。
――えええーい! このまま去るには、後味悪すぎるだろ……。そもそもこの人はターゲットじゃないんだ。死んだら駄目だろう!
意を決して、引き返した。睦美が倒れている側に近づき、そっと、しゃがんだ。
「あ、あのう……大丈夫ですか?」
ちらっと玄関を盗み見ると、扉は開いたままで睦美が倒れていた。
低めの石段に両足が無造作に放置され、コンクリートの地面には、上半身が横になっていた。微妙な段差だが、腰や骨がぶつかり痛いはず。
――まさか、頭をぶつけたんじゃないだろうな?
このまま通り過ぎて、帰ろうと思っていたが、やはり気になり、歩くのを止めてしまう。
――えええーい! このまま去るには、後味悪すぎるだろ……。そもそもこの人はターゲットじゃないんだ。死んだら駄目だろう!
意を決して、引き返した。睦美が倒れている側に近づき、そっと、しゃがんだ。
「あ、あのう……大丈夫ですか?」


