――ヤバイ! 重蔵がこちらに来る!
足音がこちらへと向かっていた。
電柱の影に気配を消し、念のために携帯を取り出した。弄くる振りをして、やり過ごす。
乱暴な足音が徐々に大きく聞こえ、鼓動がトクトクと早くなる。
――大丈夫。画面から目を放さないようすれば、変に思われない。大丈夫、大丈夫……。
スッと重蔵は横切り、無事にその背中を見送った。
――はぁ~……なにも無くて良かったぁ……。睦美さんの方は大丈夫なのかな――ちょっと様子が見たいよなぁ。
気になって仕方が無くなった俺は、道路へと姿を現し、通行人を装うことに決めた。
足音がこちらへと向かっていた。
電柱の影に気配を消し、念のために携帯を取り出した。弄くる振りをして、やり過ごす。
乱暴な足音が徐々に大きく聞こえ、鼓動がトクトクと早くなる。
――大丈夫。画面から目を放さないようすれば、変に思われない。大丈夫、大丈夫……。
スッと重蔵は横切り、無事にその背中を見送った。
――はぁ~……なにも無くて良かったぁ……。睦美さんの方は大丈夫なのかな――ちょっと様子が見たいよなぁ。
気になって仕方が無くなった俺は、道路へと姿を現し、通行人を装うことに決めた。


