窓から伸びた手が、どんぶりを揺らしている。
レンガ調の塀と、一階の窓の隙間。小さく少しだけ緑がある庭に、器は逆さになり、ラーメンが零れ落ちる。
滝のように流れる黄色い麺が白い湯気を放ち、一瞬垣間見えた。
――勿体無い! いい匂いなのに!
「あ、貴方……そう言うならば、お給料を全部家に入れて下さいな! お金はどこで使っているの?」
「あーん? 俺がなにに使おうと関係ないだろう! お前の顔を見るのが嫌だから、酒に使っているんだよ!
喋るな! 余計に不細工に見える。若い頃は可愛かったのに俺を騙したな!」
――2人の表情は怖くて見れない。やっぱり、立ち去ろう……。
帰ろうと背を向けると、先程見えたどんぶりが、宙に飛び、足元で破裂した。
わああああ!!!!
レンガ調の塀と、一階の窓の隙間。小さく少しだけ緑がある庭に、器は逆さになり、ラーメンが零れ落ちる。
滝のように流れる黄色い麺が白い湯気を放ち、一瞬垣間見えた。
――勿体無い! いい匂いなのに!
「あ、貴方……そう言うならば、お給料を全部家に入れて下さいな! お金はどこで使っているの?」
「あーん? 俺がなにに使おうと関係ないだろう! お前の顔を見るのが嫌だから、酒に使っているんだよ!
喋るな! 余計に不細工に見える。若い頃は可愛かったのに俺を騙したな!」
――2人の表情は怖くて見れない。やっぱり、立ち去ろう……。
帰ろうと背を向けると、先程見えたどんぶりが、宙に飛び、足元で破裂した。
わああああ!!!!


