復讐ストーカーゲーム1

 真っ赤な顔をして大股開き、フラフラと歩く男が近づいて来る。


腰を低くしポケットに両手を入れ、目を釣りあげて歩いてる。まるでその姿は、チンピラを臭わせていた。


――やべぇー、なんか怖えー! 携帯を操作している振りだ! 目を合わせるなよぉ~俺!


画面を見ながら、鼓膜に神経を集中させる。


「おーい! 帰ってやったぞー! 開けろ!」


――ピンポン! ピンポン! ピンポン! ドン、ドン!


乱暴に押されるチャイム音と、扉を叩かれる不快な音が、静寂な町に響いた。


あの千鳥足……完全に酔っ払っいだな。サラリーマンにしては、帰りが早いなぁ。今は18時30分くらいか。