復讐ストーカーゲーム1

 気づかれないように、そっと背中を見送るが、睦美は足をかばい、それどころじゃないようだ。辺りを気にする余裕は無い。そんな感じだった。


――なんだよこれ。こんな状態になっているのに、働きに行かせる重蔵って、なんなんだよ!


俺の脳みそじゃ、理解しきれない不可解な行動を見送っていた。


辺りは徐々に静かな住宅街へと移り変わる。


ここからは万が一もある。電柱や壁へと気配を消し、猫背を追った。


ズルズルとズルズルと、重い足音がアスファルトに反響する。気味の悪さを覚え、それでも追い回した。


――すみません。ゴー板の皆様。お、俺は怖がりでした!


念仏を唱えるように呟き、辿り着いたのは小さな細長い一軒家だった。小ぶりとはいえ、この辺りではそこそこする額だろうと値踏みをし、見上げた。