気づかれないように、そっと背中を見送るが、睦美は足をかばい、それどころじゃないようだ。辺りを気にする余裕は無い。そんな感じだった。
――なんだよこれ。こんな状態になっているのに、働きに行かせる重蔵って、なんなんだよ!
俺の脳みそじゃ、理解しきれない不可解な行動を見送っていた。
辺りは徐々に静かな住宅街へと移り変わる。
ここからは万が一もある。電柱や壁へと気配を消し、猫背を追った。
ズルズルとズルズルと、重い足音がアスファルトに反響する。気味の悪さを覚え、それでも追い回した。
――すみません。ゴー板の皆様。お、俺は怖がりでした!
念仏を唱えるように呟き、辿り着いたのは小さな細長い一軒家だった。小ぶりとはいえ、この辺りではそこそこする額だろうと値踏みをし、見上げた。
――なんだよこれ。こんな状態になっているのに、働きに行かせる重蔵って、なんなんだよ!
俺の脳みそじゃ、理解しきれない不可解な行動を見送っていた。
辺りは徐々に静かな住宅街へと移り変わる。
ここからは万が一もある。電柱や壁へと気配を消し、猫背を追った。
ズルズルとズルズルと、重い足音がアスファルトに反響する。気味の悪さを覚え、それでも追い回した。
――すみません。ゴー板の皆様。お、俺は怖がりでした!
念仏を唱えるように呟き、辿り着いたのは小さな細長い一軒家だった。小ぶりとはいえ、この辺りではそこそこする額だろうと値踏みをし、見上げた。


