復讐ストーカーゲーム1

重い体がズルズルと、壁に沿って沈んでいく。腹が痛い……思考がグルグルと回転する。


そうだ。きっとそうなんだ。苺は金の為に、無理矢理ここで働いているんだ。


だから毎度、毎度、帰り際に、バッチやブロマイド……グッズを大量にねだるんだ。


まさか店長は俺に、やきもちを妬いたんでは無かろうか? イケメンより少し劣る俺に取られて、悔しかったんでは?


しかし、出入り禁止まで追い込むとは、いくら温厚な俺でも許さない! 


絶対に仕返しをしてやる! 俺と苺の仲を裂く者は決して、誰とあれ許さない!