復讐ストーカーゲーム1

「調子悪いの? どれ、貸してみ?」


趙雲は電源を入れ、小型機を耳に当てた。ザァーザァーと流れる雑音を確認している。


「折りたたみ傘も貸してみなさいキョチョ。……チャンネル8・55。趙雲、そっちの受信機は合っているか?」


「うーん。合ってるな」


「でも、それ使って見たけれど、全然聞こえないんですよ!」


押し切られては困る。負けるものか! せめて、新しい商品を出しこい!


「ほら、ちょっとキョチョ。耳に当ててみて。親父、喋ってみろよ」


「あーあーあーあーキョチョ、聞こえますか~」


――聞こえる! な、なんでだ!