復讐ストーカーゲーム1

 孔明は扇をピシャリとたたみ、趙雲を厳しく指した。強めのクーラーで白い羽根が、そよいでいる。


「この扇子、かわうぃねぇ~!」


目の前に突き出された扇を趙雲は、軽々と手で払いのけた。


「まぁまぁまぁ、2人とも落ち着いてください。キョチョで構いませんから……」


2人は対面で声を荒げる。俺は趙雲の隣で、手の平をヒラヒラさせて、なだめた。


――なんだか客なのに疲れるなぁ。


「あ、あのう、それよりも、相談に乗って下さいよ」


「そうじゃった。どうしたんじゃ?」


肩からリュックを下ろし、チャックを開けた。小型の受信機を取り出し、テーブルにそっと置く。


「こ、これのことなんですけど」