コンクリートの壁も十分凶器になる。ドンとなった衝撃に、後頭部や肩、背骨にも痛みが走った。
「もう2度と来るなよ。店も客を選ぶんだコラ! 分かったな。豚ご主人様よ!」
男は俺の頬に唾を吐き、店内へと消えた。
扉が開き、ドアとドアの隙間に、一瞬だけ苺が見えた。腹を抱えて笑っている。
俺を心配してたんだよな? なんで笑っているんだ? いつも目を輝かせながら俺を見つめていたよな? 愛しているんだろう?
あの店長も馬鹿だ。いくら金を使ってあげてると思っているだ。ファンを蔑ろにするとは、正気の沙汰じゃない!
「もう2度と来るなよ。店も客を選ぶんだコラ! 分かったな。豚ご主人様よ!」
男は俺の頬に唾を吐き、店内へと消えた。
扉が開き、ドアとドアの隙間に、一瞬だけ苺が見えた。腹を抱えて笑っている。
俺を心配してたんだよな? なんで笑っているんだ? いつも目を輝かせながら俺を見つめていたよな? 愛しているんだろう?
あの店長も馬鹿だ。いくら金を使ってあげてると思っているだ。ファンを蔑ろにするとは、正気の沙汰じゃない!


