復讐ストーカーゲーム1

 合わせて六万一千円。金利も掛かるし、指輪の借金もある。ざっとで約百三十万になるのか……。


情報一つに付き千円。十件入手すれば一万円……そう考えれば良いんだよな。


借金返済なんてすぐだ。すぐ! これは自己投資だ。間違ってなんかない!


「お待たせー! なにをブツブツと呟いているのじゃ? ぼやくのは、ツイッターだけにしといてよね。

ほら、ここにキョチョの名前と住所、会社と年収と、米印のところを記入するのじゃ。

後は……と、おお、そうじゃ、拇印で大丈夫じゃぞ? 朱肉はここに置いておくぞよ」


スキップをしながら、ご満悦に孔明は戻ってきた。


ショーケースの上に厚めのバインダーを置き、俺が記入している項目を、扇子を仰ぎながらじっくりと見ている。


――そんなに眼を細めて見んなよな。まさか、無職ってばれてないよな?


頬に一筋の汗が、流れた。