目に付いたのは、箱の上にのっている、カラフルな扇風機たち。背丈の高い物や、羽根が無いもの、オレンジ、水色と多数揃っていた。
俺は早速、目の前に立ち、全部のスイッチを『強』にした。勢い良く回る羽根にご満悦だ。
――うひょ~涼しい! 最高だぜー! この大型ファンなんて、部屋に欲しいくらいだぜ~!
やっぱりこれの前に立つと、あれをやりたくなるよな?
「あーあー、ああーあーあー」
扇風機に向けて声を発すると、変声に変わる。これが対して面白くもないんだが、ついつい、やってしまう。
――こんなに大量の扇風機に囲まれると、俺のアルト声の美声もやられてしまい、ちょっとだけ面白いなぁ。
「お父さん、あの人怖い!」
「しっ!」
俺は早速、目の前に立ち、全部のスイッチを『強』にした。勢い良く回る羽根にご満悦だ。
――うひょ~涼しい! 最高だぜー! この大型ファンなんて、部屋に欲しいくらいだぜ~!
やっぱりこれの前に立つと、あれをやりたくなるよな?
「あーあー、ああーあーあー」
扇風機に向けて声を発すると、変声に変わる。これが対して面白くもないんだが、ついつい、やってしまう。
――こんなに大量の扇風機に囲まれると、俺のアルト声の美声もやられてしまい、ちょっとだけ面白いなぁ。
「お父さん、あの人怖い!」
「しっ!」


