復讐ストーカーゲーム1

 張飛 【実はさぁ……見張っているんだよねぇ。今も会社をさぁ~なにも落ちてなくってさぁ】


――は? え? ええっ、見ているだけ? なにかアクションを起こせよ!


サボテン 【あ、あのう、客の振りをしたりとか、そういった事は?】


張飛 【あ~なるほど~そんな手があったね】


――やっぱり、こいつ空っぽだ! 時間の無駄だった!


サボテン 【……非常に参考になりました。お互いに頑張りましょう】


張飛 【あ、あ、あ、ちょっと待って!】


俺は軽やかに退室ボタンを押した。


やっぱり道具は必要だろ? ……ふふふっ。ここは秋葉原だぜ! 余裕! 電化製品の宝庫! 俺ってばラッキ~!


まずは盗聴器とかだろ? 今日は町をぶらつくか。カスの張飛に出会ったら、かなわないもんな。